ユーロの特徴
欧州の覇権を取り、虎視眈々と将来の基軸通貨を見据える
ユーロの特徴
- 加盟国が13カ国となり、流通量が拡大中
- 再建発行額が米ドルを上回る
- 各国政府の外貨準備として導入されつつある
- 加盟国全体の経済力は日本を上回り、世界2位の流動性を持つ
- 将来的な利上げが考えられる
リスク
- 増大する貿易赤字(EU圏)
- 加盟主要国であるドイツやフランスの失業率が高い
- 株式市場が分断していて投資が行いにくい
- 加盟国全体の情勢を把握する必要があり、分析に時間を要する
- 加盟国各国で勝手な政治的発言が多い
ユーロの台頭は、その流動性から必然的に第2の基軸通貨としての性質を持つことから、米ドルと相対関係になりやすい。また、ユーロ圏における貿易赤字は拡大しつつあり、ドイツやフランスの失業率が気になる。過去にはドイツの旧東ドイツ統合による失業率悪化など、ユーロ導入直後はユーロ安の流れになったこともある。旧東欧圏の拡大指向がかえって経済の重石となる可能性も出ている。
ユーロ加盟国(13カ国合計)基礎データ
人口 | 3億1,359万人 |
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政策金利 | 3.75% |
GDP | 9兆8,855億7,797万ドル |
GDP成長率 | 1.77% |
1人当たりGDP | 3万2,644ドル |
外貨準備高 | 1,579億1,489万ドル |
貿易収支 | 1,406億785万ドル |
経営収支 | 66億9869万ドル |